口を開けると、一番目立つのが前歯です。
その前歯の端が、長年茶色く変色していました。学生の頃から通っていた保険診療の歯科で治療した箇所で、20年以上前のことだったと思います。写真ではわかりにくいかもしれませんが、段差もありました。歯の裏側から見ると、黒くなった虫歯がさらに目立つ状態でした。
隣の歯との接触面も虫歯になっていて、過去に治療した箇所がまた虫歯になっていました。色はそれほど変色していませんでしたが、ザラザラとした質感でした。
隣接面の虫歯は、削りすぎが怖い
隣接面の虫歯なので、同じ日に両方の歯を治療してもらいました。
隣接面の虫歯を治療する時、隣の歯を誤って削って傷つけてしまい、その傷が原因で新たな虫歯ができることもあるそうです。マイクロスコープを使うことでその心配がなくなります。(私の場合は食いしばりが強いことも、隣接面が虫歯になりやすい原因の一つのようです。)
治療では、う蝕検知液という液体を使って虫歯の部分を確認します。削りすぎないように少しずつ削り、また検知液で確認し、削る——これを繰り返して、虫歯を残さず、かつ最小限の削りで仕上げてもらいました。
この工程だけ見ても、以前の治療とは全く違うと感じました。私が通っていた保険診療の歯科では、う蝕検知液を使って虫歯を確認してもらったことは一度もありませんでした。先生が目で見て判断するか、私が「痛い」と言った時点で削るのをやめるか。今考えると、どちらの方法でも虫歯が残った状態で詰められていてもわからなかったと思います。
境目が分からないくらい、滑らかに
削った穴の縁をなめらかに整え、接着剤を薄く均一に伸ばして境目が目立たないようにコンポジットレジンを詰めてもらいます。詰めた後はフロスで段差がないかも確認してもらいました。実際には他にも工程があったと思います。
もちろん麻酔をして、ラバーダムも装着してもらいました。

鏡を見て、思わず声が出た
治療が終わって、鏡で前歯を見た瞬間。
「うわ〜⤴️」

思わず声が出ました。
段差があって茶色く変色し、ザラザラしていた歯が、どこが境目かわからないくらいツルッと滑らかになっていました。色も自分の歯の色に馴染んでいました。
これまで奥歯の治療を何本もしてもらって、その都度綺麗になった歯を見て感動してきましたが、前歯は特別嬉しかったです。
口を開けて笑った時に一番見える場所だから。

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