【治療の記録⑤】37番の歯——歯と歯の間に、隠れていた虫歯。

治療の記録

※この記事で、知ってほしいことがあります。

・歯と歯の間(隣接面)には、見えにくい虫歯が隠れていることがある
・見えにくいために、隣接面の治療はむずかしく、虫歯ではない箇所を傷つけてしまうこともある
・治療がむずかしい隣接面も、時間をかけて、ていねいに治してもらえる

前回、36番の歯を抜いた話を書いた。
その36番のすぐ奥にあるのが、37番の歯だ。

36番を抜いたことで、実はもう一つ、進められた治療があった。
37番の「手前の面」——36番と接していた、歯と歯の間の虫歯だ。

■ 抜いて見つかったのではなく、前からわかっていた

この虫歯は、抜歯して初めて見えたわけではない。
治療前の検査の時点で、すでにわかっていた。いただいた「お口のノート」にも、重要度「中」の虫歯として記されていた。

私の口の中は、この隣接面(りんせつめん)——歯と歯が接する面の虫歯が、とにかく多い。(→【歯の記録②】に、その写真を載せています)
先生によると、食いしばりが強いことも、隣接面が虫歯になりやすい原因の一つなのだという。

■ 歯と歯の間は、治療がむずかしい

隣接面の虫歯は、歯と歯が重なっているぶん、治療がむずかしい。
だからアルパーク歯科では、隣接面の虫歯は「隣の歯を治療するのと同時に」、あるいは「被せ物を外して隙間ができた時に」進めてくれる。木片や専用の器具を使って歯間分離(歯と歯の間の隙間を一時的に広げること)をして、治療してくれることもある。

どれも、見えにくい隣接面を、しっかり治すための進め方だ。

そして37番の手前の面は——36番を抜いて隣がなくなったことで、その面がしっかり見えるようになり、きちんと治せたのだ。

アルパーク歯科に出会う前に受けていた治療では、隣り合う歯を同時に治すことがむずかしかった。そのぶん、隣接面が見えにくいまま進み、虫歯ではない箇所を、あやまって傷つけてしまうこともあった。(お口のノートに、その跡も残っている。)
どの先生が悪い、という話ではない。限られた時間や仕組みの中では、どうしても難しいことがあるのだと思う。

隣の歯の治療で削れた箇所 お口のノートより

■ レジンで、ていねいに詰める

治療は、レジン(白い樹脂)を詰めてもらう。ただ、「削って詰める」だけではない。
う蝕検知液(虫歯を染める液)を何度も使って、赤く染まった部分を確認しながら、虫歯を完全に取り除いてくれる。(この工程は→【番外編】前歯が、生まれ変わった日。にも書きました)
もう少し補足すると——穴のまわりを滑らかに整えたあと、接着剤を塗り、レジンを入れる。光で固めて充填し、最後にもう一度う蝕検知液を塗って、境目に隙間や引っかかりがないかを確認しながら、フロスを通してもスムーズに通るように仕上げてくれる。

■ 黒から、白つるんへ

真っ黒だった虫歯が、白くつるんと滑らかになる。それを見た時も嬉しいのだけれど、舌で触った時のツルツルした感触も、なんともいえず気持ちがいい。
そして、帰ってからの歯磨きで、フロスを通すのが楽しみな箇所が、ひとつできた。こんな場所が、これから少しずつ増えていく。

左:治療前の黒い虫歯/右:レジンを詰めた後


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