歯列矯正で歯が動くにつれて、奥歯の歯と歯の間が少しずつ広がってきた。お肉やしらたきのような、大きめのものまで挟まるようになった。
今使っているのは、Y字型のウルトラフロスのSサイズ。歯と歯の間が狭かったから細めを選んでいたけれど、今なら太めに変えても全然通るな、と思った。
フロスがスーッと通る。それが当たり前になっている自分に、ふと気づいた。
昔は、そうじゃなかった。
【歯の記録①】に書いた2017年頃、今の歯科に出会う前から、フロスは使っていた。
当時使っていたのは、指に巻き付けるタイプ。
私の歯は、歯と歯の間が狭すぎた。そのうえ隣接する歯が虫歯になっていて、治療した箇所にフロスが引っかかる。通すときは勢い余って、フロスが歯茎に強く当たる。抜くときは引っかかって抜けないから、仕方なく片方の指に巻き付けたフロスをほどいて外し、また巻き付けて次の歯間に通す。
時間はかかるし、フロスを巻き付けた指には跡がついて、角質も厚くなっていた。
それでも、やめなかった。
前岡先生のブログから、フロスについてこう学んだ。
「食べかすが取れたかどうか」ではなく、「すべての歯と歯の間を綺麗にこすれたかどうか」を基準にして掃除を終える。1回の質を大切にする。
自由診療の歯科で治療を受けるようになって、フロスの世界が変わった。
歯間をきれいに治してもらうと、フロスは引っかかることなく、スーッと抜き差しできる。治療後には「フロスが引っかからないか」のテストを必ずしてもらう。初めてその様子を動画で見せてもらったときは、感動した。
とはいえ、初めの頃は治療した箇所以外はまだ引っかかった。そこにY字のフロスを通すと抜けなくなって、ハサミで切ったり、無理やり抜いてフロスがすぐ切れてしまったりしていた。
治療が進むにつれて、引っかかる箇所が減っていった。今では、Y字のフロスだけで大丈夫になった。
フロスの臭いも、治療前に比べたらかなりおさまっている。
フロスは、絶対に習慣にしたほうがいい。口の中のすっきり度が違う。
フロスをしたことがない方は、初めてフロスをしたとき、その臭いに驚くと思う。
それだけ、歯ブラシでは取り切れない場所があるということだ。

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