虫歯は、甘いものを口に入れる時間と回数の問題だった。

前岡先生のブログを読み進めていくうちに、こんな一文に出会った。

「歯磨きさえすれば、虫歯にはならない」という、間違った虫歯予防の知識を持ち続けてしまっている方が多い。

まさしく私だ、と思った。

家でも、学校でも、テレビでも、そう教わってきた。教える側も間違っていて、しかも間違っていることに気づいていない。

いくら磨いても虫歯から解放されないわけだ……。

そう思うと同時に、本当の理由が知りたくなった。それがわかれば、虫歯を止められるかもしれない。どんどん読み進めた。


そして知った。虫歯の本当の原因を。

甘いものを食べた直後、すでに歯の表面は溶け出している。だから、食べた直後に歯を磨いてもほとんど意味がない。

溶けた歯が元に戻る「再石灰化」には、1時間ほどかかる。

つまり、ダラダラと甘いものを食べ続けていると——歯はずっと溶け続けていることになる。


そういうことだったのか。

前岡先生のブログに、虫歯が多い人にありがちな習慣が書かれていた。読みながら「私だ」と思うものが次々と出てきた。

  • ペットボトルのジュースを1日かけて飲む
  • アメをよく舐める
  • 夕食後にテレビを見ながらお菓子をダラダラ食べる
  • 缶コーヒー(無糖以外)をよく飲む
  • スポーツをしながらスポーツドリンクを飲む
  • フリスクやミンティアなどのタブレットをよく口にする

ペットボトルのジュースを1日かけて飲む以外は、すべて当てはまっていた。

知らなかったから、できなかった。それだけのことでした。

常に口の中に甘いものがある状態——その間ずっと、歯は溶け続けていたのだ。

「シュガーコントロール」という言葉自体は聞いたことがあった。なんとなくわかっているつもりでいた。でも実際には全くできていなかった。それどころか、正反対のことをやり続けていたのだ。

タブレットは即やめた。

甘いものは食後に続けて食べるようにした。おやつを食べるときもダラダラ食べ続けるのは止めた。

虫歯になる仕組みがわかると、何を変えればいいかが自然と見えてくる。

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